トピックス(Topics)

2012.10.04 

まだ見ぬあなたへ~Vol.4

アイロンの蒸気はしっかり出ていますか?

水の不純物により、蒸気の出口が塞がると蒸気量が少なくなります。

針金のようなもので、蒸気穴の掃除を致しましょう。

 

アイロンに汚れはないですか?

熱を持つと汚れが洋服に付着します。ご注意くださいね。

 

セーターやワイシャツ等、当たりの出にくいもののアイロン台は

適度な硬さを持つものが理想です。

特に綿などは市販の柔らかいアイロン台では中々シワが取れません。

 

天然繊維のものの温度は170度~180度。

表示はもっと低い温度になっていますが、低いとその分時間がかかります。

手早く掛ければ高温でも大丈夫。

但し、濡れたものを高温で掛けると焦げ付きやすいのでご注意ください。

また、高温が許されるのは天然繊維のみ、化学繊維は溶けるのでタブーです。

 

アイロン掛けのコツは、掛けた面を冷ましてから動かすこと。

良く聞かれる「掛けた端からシワになる」多くはこれが原因です。

例えば、片袖にアイロンを掛けたら、冷めるまで待ち、

冷めてからもう片方のお袖を掛けると言う具合。

 

アイロン掛けは時間のかかるものです。

本を片手に、アイロン一掛け、1ページ読んだらまた一掛け

くらいの余裕があるとアイロン掛けも楽しくなります。

 

現実には難しいですか(笑)

・・そうですね。せめて、温かいまま畳んだりしないで、

大きく広げて冷ましてください。

                      今日はこのあたりで。

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2012.09.30 

まだ見ぬあなたへ~Vol.3

上質なものを丁寧に着ることを目指したいから・・・

 

衣替えの季節です。

今日は、暑い夏に活躍したコットンや麻のセーター類の洗濯についてお話します。

 

特に高価なものになるほど、何にでも「ドライクリーニング」と洗濯表示されていますが、素肌に触れることの多いセーター類は手洗いをして、汗や皮脂をすっきりと落としたいものです。

ポイントは、色落ちしないよう優しく手早く洗うこと、型崩れに注意すること。

 

まずは洗剤、ウールマーク付の洗剤や柔軟剤や・・いろいろなものが出ていますが、それよりも純粋な「石鹸」が布地の風合いを損なうことなくすっきりと洗えるような気がします。

カシミヤなどのセーターを洗うと良くわかるのです。

毛と毛の間に空気を含んでいるような洗い上がり、これは界面活性剤入りの洗剤では感じられません。

あくまでも主観ですが、機会がありましたらお試しくださいね。

 

手早く洗うコツは、部分洗いと泡立てです。

汗染みの気になる脇の下や襟ぐりを、まず丁寧に洗います。

泡立てた固形石鹸をなすりつけるようにして、優しく丁寧に。

石鹸が溶けるくらいの温度のぬるま湯に(今の季節でしたら水で十分)

しっかり石鹸を溶かして泡立てた中で優しく押し洗いをします。

あとはすすぎを十分にして。

とにかく手早く!干すところまでは一気になさってください。

 

脱水は二つ折りくらいに畳んで、水が滴らない程度の短時間で。

風通しの良い日陰に、平らにして干すか、

ゲージの細かいものだと、市販されているセーター用の厚いハンガーも使えます。

 

ご心配でしたら、クリーニング店に「水洗いクリーニング」をご相談くださいね。

また、化学繊維が入っているものは水洗いできないものも多くあります。

ここまでお読みくださって申し訳ないけれど、ご自身の責任でお願い致します。

 

                      今日はこのあたりで。

              次回はアイロン掛けについてお話します。

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2012.09.26 

まだ見ぬあなたへ~Vol.2

「品格」

ひところ大安売りをされた感があるほど、語りつくされましたが。

 

モノの品格というのは、上質であることはもとより、大切に扱ってこそ生まれるのだと思うのです。

いくらお高いものでも使い捨てのように扱っては見苦しいですもの。

 

大切に扱いたくなるほどに、愛情が注げる「モノ」

 

布地を探すところから始まり、時間をかけて誂えた洋服は

簡単に手に入れたモノとは違う「熱」を持っています。

 

大切なお洋服に袖を通せば、

ほんの少し背筋が伸びたり、

立ち居振る舞いがエレガントになったり。

 

世界が少し明るくみえませんか。

 

                   今日はこのあたりで

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2012.09.24 

まだ見ぬあなたへ~Vol.1

オーダーの洋服にどんなイメージをお持ちでしょうか?

高級、年配の方のもの、すぐ手に入らない、分からない・・・。

 

高級・・・そうですね、確かに既製品に比べるとお高く感じられかもしれません。これはいつかお話しする機会があると思います。

 

年配の方のもの・・・いえ、オーダーの洋服はご自身の立ち位置を分かっていらっしゃる、大人の女性の為のものです。

 

すぐ手に入らない・・・その通りです、布地を選んで、デザインを考えて、お仮縫いをして、ようやく手に入れることができるのがオーダーの洋服。「何でも良いから今すぐ欲しい」とおっしゃる向きには、ご期待に添えないと思います。

 

分からない・・・ありがとうございます。そんなあなたの為に、これからぽつぽつとこのコラムを書いていければと思います。

 

                      今日はこのあたりで。

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