2012.11.06 日々の徒然
まだ見ぬあなたへ~Vol.9
絹織物はお手入れが大変。
染みや黄ばみ、型崩れも心配だし、生地が弱いような気もするし
・・との声をお聞きします。
長年シルクを扱い、自分でも着用していますが、
黄ばみや染みでそれを手放したことはありません。
そもそも天然繊維というのは、しみ抜きし易い素材なのです。
最近の難しい化学繊維よりもずっとお手入れは楽です。
汗や皮脂が原因の黄ばみも、
シーズンごとにきちっと汚れを落としておけば大丈夫。
信頼のおけるクリーニング店を味方につけてください。
打ち込みのしっかりしたものを選ぶこと。
布目を正した縫製がされているものを選ぶこと。
お召になった体温による癖も、クリーニングで元に戻ります。
保管の注意は
厚みのあるハンガーに掛け、クローゼットの中で潰さないこと。
防虫剤も多めに入れて下さいね。
15年以上前に作ったヘビーシルクのワンピースは
いつ取り出しても仕立てたままの状態を保っています。
何より、店での仕事着にしたシルクシフォンのスカート。
私のヒップで痛めつけられること、
一日10時間、週1日以上のフル回転。
しかも手洗いという酷使に、3年間は耐えてくれました。
・・・・ブラヴォー♪
今日はこのあたりで。